11hfnflk.JPG 今年の米アカデミー賞で長編アニメーション賞を獲得した米国映画「ファインディング・ニモ」。大ヒットの陰で、沖縄の海では主役の熱帯魚・カクレクマノミが「すみか」のイソギンチャクごと捕獲される例が相次いでいる。配給会社は「映画の伝えたいことは全く逆」と困惑している。

 「ファインディング・ニモ」は、ダイバーに捕らえられたカクレクマノミの子ども、ニモを捜すため、父親マーリンが大海原に旅立つという愛情物語。日本でも興行収入が100億円を超える大ヒットとなった。

 オレンジ色の体に入った3本の白い帯が特徴のカクレクマノミは、イソギンチャクをすみかにしている。国内では、奄美大島以南のサンゴ礁などで見られ、体長9センチ前後の愛らしい姿が、ダイバーらの人気を集めている。

 ところが、昨年、映画が公開されてから、各地で「異変」の報告が相次ぐようになった。

 全国でダイビングを指導している「パディジャパン」(東京)には昨年12月中旬、「カクレクマノミがいなくなった」との情報が沖縄県の事務所を通じて寄せられた。同県本部町(もとぶちょう)沖のダイビングポイントで、イソギンチャクごと消えたという内容で、その後の調査で、他のポイントでも同様な被害が出ていることが確認された。

 同県恩納村(おんなそん)のダイビングショップ「ベントスダイバーズ」によると、村内の真栄田岬のダイビングポイントなどでも、昨年秋から、カクレクマノミが相次いでいなくなった。真栄田岬では、クマノミが何年も居着いていた直径30センチほどのハタゴイソギンチャクが根こそぎなくなった。

 映画の配給元の「ブエナビスタインターナショナルジャパン」(東京)は「映画は自然の大切さを伝えたかったはず。メッセージが違う方向で伝わっているとしたら非常に残念だ」としている。

 クマノミの生態に詳しい服部昭尚・滋賀大助教授(動物生態学)の調査では、沖縄本島周辺のクマノミは98年夏の高水温の影響で10分の1以下に激減した。その後も、赤土の流出の影響で、イソギンチャクが定着できないこともあり、個体の数は以前の水準まで戻っていないという。

 服部助教授は「イソギンチャクまで取られてしまうと回復が難しい。離島にまで乱獲が及ばないか心配だ」と話している。

(asahi.com)

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非常に心が痛みます。自分も「ファインディング・ニモ」見たんですが、とても感動的な映画でした。確かに映画の中では親子の絆や自然の大切さ、仲間の大切さなど伝えたかったとおもうんです。それが裏目に出てしまったとなれば、配給会社の方も残念でしょう。

イソギンチャクだって、増やそうと思って増やせるものじゃないだろうし、何しろ成長にかなりの年月がかかるはず。今回に限ったことではなく、今はお金が有れば大概のことが出来てしまう便利な世の中ですが、珍しいペットなどをお金で簡単に手に入れてしまえる分、手に負えなくなってその辺に捨ててしまう例も多々有りますよね?そういうニュースを見ると人間って何やってるんだ?って思うわけです。悲しいです。